支援活動報告 2014~きずな~被災地支援交流会U-12 in長谷
- 高橋 泉
- 2014年10月5日
- 読了時間: 5分
さてさて何から伝えたらいいものか? 『ネットワーク kizuna ~きずな~信州』初となる自前の支援活動は、それぐらいてんこ盛りの素敵なイベントとなりました。 少々長くなりそうですがお付き合いください。 よろしくお願いします。
当日朝のライン引きを手伝ってくれたのは、ちびっ子サッカーフレンドリーでもお馴染みの開智の加藤さん。 開智さんもこのTRMに参加していましたが、低学年担当の加藤さんはお手伝いのために来て下さいました。 いつもこんなイベントの時は、だいたいとんでもなく早い時間に目が覚めるんです。
遠足が待ちきれない子供のように! しかしこの日はなぜか目を覚ましたのが約束の20分前!
約10分の遅刻と相成りました。 加藤さんがいるという安心感があったのかな~?
そんなことを思い自分を納得させていました。 9時少し前には、松本山雅の熱狂的サポ・山仲間のえっちゃんも、お手伝いのためだけに駆けつけてくれて・・・ 本当にありがたかったです。 加藤さんといいえっちゃんといい、支援活動のお手伝いというだけでなく、楽しい時間を過ごさせていただいたことに大感謝です。


8時ころからは参加チームも集まり始め、予定通りにこの日のメインとなるTRMが開始です。

ただこの日は本当にたくさんの子供たちが~きずな~のブースへ顔を出してくれました。
事前に今回の目的を告知していたこともあったのでしょうが、特に~きずな~シリコンバンドは、多くの子供たちが求めて行ってくれました。

地元の伊那少年さん 復興グッズもたくさんの方が買い求めてくださいました

茅野玉川さんは葛城コーチが全員分(10本)を購入してくれました
カッコいいコーチです!!

山形少年サッカークラブの子供たち またすこやか杯でお世話になります
この他にもたくさんの子供たち・たくさんの皆さんに御購入頂きました。 本当にありがとうございます。 今回の売上は、来年の2月に行われる湯けむりカップに、被災地の子供たちを招待するために使われます。 これからもよろしくお願いします。
交流会の前に各チームのコーチの皆さんには、子供たちにこんなことを伝えてほしいとメッセージを送ってありました。 その全文を記します。
“被災地では今もたくさんの方が復興に向けた活動をしています。ただその歩みは決して速いものではありません。被災地ではまだまだいくらでも津波の爪痕を目にすることが出来ます。
そしてそのことが被災地以外で報道されることはほとんどありません。
本当にこれでいいのでしょうか。 今、被災地の皆さんが声にされること。 “このまま忘れられていくことが怖いんです!” 私たち『~きずな~信州』が震災当初から支援をしている気仙沼市の南最知仮設住宅では、多くの方が入居された当時と変わらぬ生活を続けています。復興住宅・復興アパートは現在のところ用地の取得もままならない状況。完成予定の期限は伸びていくばかりだと嘆いておられました。震災からは3年半が経ちました。仮設住宅に住み始めてからでも3年の月日が流れました。無理もないことと思います。当初のやるぞ!という気持ちがしぼみ、それでもまた頑張ろうと立ち上がり・・・ そんなことを繰り返す中、少しずつ気持ちの萎えている時間が長くなっているように感じています。 私は、今こそ日本中が困っている方たちのために動くべきなのではと思います。
世の中をしっかり捉え、今こそ自分に出来ることをすべきではないかと感じています。 応援の声を届けましょう!忘れていないですよ、頑張ってくださいと伝えましょう。元気が届けば、必ず被災地の方も元気になってくれると信じます。 自分に出来ることがわからないのなら、私たちと一緒に考えましょう。 自分に出来ることが見つからないのなら、私たちと一緒に行動しましょう! 今こそ心を一つにして!! 世界中にやさしさが溢れてほしいと願っています。 心から・・・ よろしくお願いします“
このことを受けて、お昼前の時間に全員に集まってもらい、“今私たちに何ができるのか!”というテーマで、考える機会をもちました。 私なりに今の被災地の状況を説明し、それに対する想いなども伝えてみました。 しっかりプランを練るということが足りず(まあいつものことなのですが!)、途中から“幸せとは?”みたいな抽象的な話になってしまいましたが、子供たちはみんな本当に真剣に聞いてくれました。
その後、しっかりと私の目を見てくれていた何人かに、今自分が思っていることを話してもらいました。 突然の指名にはやはり無理があったようです。
しかしそれでも一生懸命に自分の考えを話してくれたように思います。
正直に言いますと、前日まで一番悩んだのがこの“集い”です。 何よりやりたいことなのだけれど、どうしたらいいのだろうか? どうしたらもっと関心を持ってもらえるのだろうか? どうしたら、それを続けて行ってもらえるのだろうか? 結局答えが出ぬまま当日を迎えました。 当然満足しているわけではありませんが、方向だけは見えたような気がしています。
基本はやはり“一生懸命!”でしょう。
思いの丈を全力で誠心誠意伝えていく。 これに尽きるのではと思います。


終了後、募金をして下さった方がこんな言葉を残してくれました。 “私は保育士をしています。 こんなことしかできませんが頑張ってください! お願いします” 御自身がみている子供と被災地の子供たちが重なったのでしょう。 そこに届くクリスマスプレゼントに対する想い! 私も“必ず届けますから!”と約束させて頂きました。
少しだけ繋がった想いが本当に嬉しかったです。
今回の交流会では、クリスマスプロジェクトへの支援金が49,288円(参加費からの分も含む)、復興グッズの売り上げが9,100円、シリコンバンドを40本(40,000円)御購入頂きました。 決して金額の大小だけではないのですが、たくさんの皆さんの応援を得て、想いが繋がるということをまたあらためて感じさせて頂きました。 これをまた被災地へ繋ぐことが、自分なんかの一番の仕事です。 まだまだ始まったばかりの2014~きずな~クリスマスプロジェクト!! これからも応援よろしくお願いします。
2014~きずな~クリスマスプロジェクト支援金 67,017円(10月4日現在)